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コラム

城崎の四季を楽しむ旅 ― しののめ荘を拠点にめぐるおすすめプラン

兵庫県豊岡市・城崎温泉は、約1,300年にわたり湯治・旅の地として親しまれてきた名湯の町です。

浴衣と下駄で石畳を歩き、七つの外湯をめぐる文化が今も息づいています。町中を流れる大谿川の柳並木や木造旅館の佇まい、その中にあるしののめ荘は、旅の拠点として理想的な立地と設備を備えています。

駅から徒歩約7~10分というアクセスの良さに加え、浴衣の貸出など、宿泊者向けに外湯めぐりの楽しみをサポートするサービスもあります。今回はしののめ荘を拠点に、四季それぞれの “旅のプラン”としておすすめの過ごし方をふんだんにご紹介します。

春(3~5月):桜と温泉の調べ

Day1:到着したら宿に荷をおろし、浴衣に着替えて軽く外湯めぐりをスタート。まずは近場の外湯へ足を運び、川沿いの桜並木を背景に湯に浸かる至福を味わいましょう。夕食は宿の和室で、しののめ荘が提供する但馬地方の季節の食材を用いた料理に舌鼓。

Day2:朝早くに外湯へ。静かな時間に温泉街の空気を独り占めできます。宿での朝食後に街を散策、土産物屋や小ギャラリーを訪ね、昼頃には帰路へ。

この時期、桜と柳の枝が川面に映り、淡い光の中で湯気とともに旅情が静かに高まります。宿泊中、浴衣でそぞろ歩くことで、時間がゆっくり流れる感覚を実感できます。

夏(6~8月):夜風と浴衣、湯めぐりの醍醐味

Day1:チェックイン後、浴衣・下駄で外湯へ。夜の川沿いをそぞろ歩きながら、ライトアップされた橋や行灯の灯りが映る風景を楽しみましょう。宿の夕食には但馬牛や海の幸が登場。

Day2:昼間は周辺の里山・円山川や海岸まで足を延ばすのもおすすめ。夜には再び浴衣姿で外湯はしご。涼しい川風に当たりつつ湯めぐりを楽しみます。

Day3:朝湯をひとつ体験した後、宿でゆったりとした朝食を。チェックアウト前には足湯や街中散策で余韻を味わってから帰路へ。

浴衣での町歩き、夜に浸かる露天風呂、湯上がり後の冷たい飲み物。夏ならではの非日常が城崎にはあります。

秋(9~11月):紅葉と湯の静けさ

Day1:宿到着後すぐ、紅葉が映える外湯へ直行。外湯の露天で見上げる紅葉は、湯気と相まって幻想的です。夕食には但馬牛を使った料理に加え、地場の秋野菜や里山の滋味も。

Day2:早起きして、まだ人の少ない時間に外湯へ。日中は町のカフェや土産物店で一息。午後は少し山手へハイキングし、山々の紅葉と街の湯けむりが一体となる景色を堪能。

秋は空気が澄み、湯上りに川沿いを歩くとひんやりとした風が体を冷まし、温泉のぬくもりが長く続きます。写真に残したくなる風景がそこかしこにあります。

冬(12~2月):雪見の湯と冬の旨味

Day1:雪景色の宿泊地到着。夕刻には近くの外湯へ。白銀の町並みと湯気が重なり、静かな時間が流れます。夕食には冬の名物・松葉ガニ、焼きガニ、かに味噌といった但馬の冬の恵みを堪能。

Day2:早朝、雪の残る石畳を浴衣で歩き、朝湯へ。足元に注意しながら、雪見風呂を味わう贅沢を経験。昼前には宿のチェックアウト準備。チェックアウト後に町歩きをして、川沿いや足湯で“終わりのひととき”を過ごすのもおすすめです。

冬には足先まで冷えきる外気の中、温泉の温かさが体に染み込む感覚があります。温泉旅行ならではの“静けさ”と“温もり”が同居する旅になります。

四季の楽しみを支えるしののめ荘の魅力

宿「しののめ荘」は、和室を中心に、全室に冷暖房・冷蔵庫・セーフティボックス・ウォシュレット付きトイレが備わっています。女性宿泊客には柄浴衣の貸し出しサービスもあり、旅の気分を盛り上げます。

宿泊者は七つの外湯めぐりをはじめ、湯・街・自然をひと続きに楽しむことができます。宿の玄関から浴衣でそのまま街に出られる利便性も大きな魅力です。

おわりに

しののめ荘を拠点とすることで、城崎温泉の“拡がり”をフルに体験できます。湯めぐり、季節の景色、食、町歩き ——どれも主役になれます。1泊2日、2泊3日、1年中違った顔を見せる城崎で、次の旅の計画をゆったりと思い描いてみてください。

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