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コラム

湯けむりに包まれて―しののめ荘で出会う城崎の四季と味わい

城崎温泉は、四季の移ろいそのものが旅の表情になる温泉地です。

春は桜と柳並木、夏は浴衣と夜風、秋は紅葉と澄んだ空気、冬は雪景色と湯けむり。同じ外湯、同じ道でも、季節が変われば体験はまったく異なります。

温泉街の中心にあるしののめ荘は、そうした城崎の四季を“受け止める拠点”としてふさわしい宿。外湯めぐりを楽しめる立地に加え、館内には天然温泉の内湯や岩風呂、貸切風呂を備え、天候や時間帯に左右されず温泉を楽しめます。

さらに、滞在を彩るのが季節ごとの食。
冬には松葉ガニ、春から秋にかけては紅ズワイ蟹や但馬牛、地元の野菜や米など、但馬・城崎ならではの味覚が並びます。

湯で温まり、旬を味わい、静かな客室で身体を休める。その積み重ねが、城崎の四季を五感で感じる旅へと導きます。

四季が旅になる温泉地・城崎

城崎温泉の魅力は、温泉そのものだけでなく、「町を歩き、季節を感じながら湯へ向かう」という文化にあります。七つの外湯が温泉街に点在し、浴衣姿で町を巡ることで、自然と空や風、匂い、音に意識が向く。その構造が、城崎を“四季を体感する温泉地”にしています。

しののめ荘は、そうした城崎の町の流れの中に自然に溶け込む宿。

外湯めぐりの拠点として動きやすい立地にありながら、館内に一歩入ると、静けさと落ち着きが広がります。町と宿、賑わいと静寂。その両方を行き来できることが、季節の旅をより豊かにしてくれます。

春 ― やわらかな光と、歩く楽しさ

春の城崎は、外湯めぐりの合間に歩く時間が自然と長くなる季節です。
柳並木が芽吹き、川沿いの空気がやわらかくなる頃、浴衣で歩く石畳はどこか軽やか。
湯上がりに外へ出ると、昼間よりも少し冷えた空気が心地よく、身体の内側に温泉の余韻が残ります。

しののめ荘に戻れば、木の温もりを感じる館内と、落ち着いた客室が迎えてくれます。
外で季節を感じ、宿で静かに整える。春の城崎では、その往復そのものが旅の楽しみになります。

夏 ― 夜風と湯けむりが主役の季節

夏の城崎は、日が落ちてから本領を発揮します。
浴衣に着替え、下駄を鳴らしながら外湯へ向かう夜の時間は、昼とは別の顔を見せてくれます。川面を渡る風、行灯の灯り、立ち上る湯けむり。暑さが和らぐ夜だからこそ、外湯めぐりと散策が心地よく続きます。

しののめ荘では、外湯を楽しんだあと、宿の湯であらためて身体を温めることもできます。
賑わいを感じた夜のあと、静かな湯に身を沈めるひとときは、夏の城崎ならではの贅沢です。

秋 ― 湯の余韻が深まる時間

秋になると、城崎の空気は少しずつ澄み、外湯めぐりの心地よさが増していきます。
湯から上がった瞬間に感じるひんやりとした風が、温泉の温もりをより強く印象づけてくれます。歩くたびに、紅葉に色づく山々や川沿いの景色が目に入り、同じ道でも春夏とは異なる表情を見せます。

しののめ荘では、こうした季節の変化を受け止めるように、館内の静けさが際立ちます。
湯と景色、そして食事の時間がゆるやかにつながり、心身ともに深く整っていく感覚を味わえます。

冬 ― 湯と味覚が最も際立つ季節

冬の城崎は、湯けむりと雪景色が織りなす、最も情緒的な季節です。
冷たい空気の中を歩いて外湯へ向かい、湯に浸かる。その一連の流れが、身体の芯まで温もりを届けてくれます。

しののめ荘では、冬の味覚として松葉ガニをはじめとする季節の料理が提供されます。
温泉で温まった身体に、土地の恵みを味わう食事が重なり、冬の城崎らしい満足感が生まれます。湯と食、そのどちらもが主役になるのが、この季節の魅力です。

しののめ荘で味わう、季節をつなぐ時間

和の落ち着いた空間と四季の食材を生かした料理、外湯と宿内湯を組み合わせた滞在が、城崎ならではの時間をゆったりと感じさせてくれます。

外湯で町の表情を感じ、宿の湯で静かに整え、食事で季節を味わう。
その繰り返しが、城崎の四季を自然と身体に刻んでくれます。

豪華さよりも、心地よさ。 慌ただしさよりも、余白。
しののめ荘は、城崎の四季を丁寧に味わうための、静かな拠点です。

おわりに ― 季節を変えて、また帰りたくなる場所

城崎温泉は、一度訪れて終わる場所ではありません。
季節を変えるたびに、同じ町が違う表情を見せ、同じ宿で過ごす時間にも新しい発見があります。しののめ荘での滞在は、城崎の四季を「巡る」旅ではなく、「重ねていく」旅。
次はどの季節に訪れようか——そんな想いを胸に、またこの町へ戻ってきたくなる。
その理由が、ここには静かに息づいています。

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