五感で楽しむ但馬の恵み — 温泉宿の「食と住」の醍醐味をしののめ荘で味わい尽くす

1300年もの歴史を誇る名湯の地、城崎温泉。柳揺れる大谿川のせせらぎや、石畳に響く下駄の音を聴きながらのそぞろ歩きは旅情を誘いますが、本当に心ほどける旅の完成には、良質な「食」と「住」が欠かせません。温泉街の中心にありながら、一歩入ると驚くほど静かで穏やかな空気が流れる純和風旅館「しののめ荘」は、但馬の豊かな恵みを五感で味わい、心休まる空間で寛ぐ大人にふさわしい湯宿です。今回は、しののめ荘ならではの「食と住」が織りなす、深い癒やしの滞在をご紹介します。
【食】舌、目、香りで満たされる但馬の極上の恵み

城崎の旅の大きな醍醐味は、但馬の豊かな自然がもたらす美食との出会いです。しののめ荘では、地元の肥沃な大地と豊かな日本海が育んだ新鮮な食材をふんだんに取り入れた、一皿一皿が丁寧に仕上げられた会席料理が提供されます。
春から秋にかけては、赤身の旨味と脂のキレが見事に調和する地元の誇り**「但馬牛」**の料理や、瑞々しい旨味が詰まった「紅ズワイ蟹」が食卓を彩ります。さらに、冬には焼きガニや濃厚なかに味噌など、冬の味覚の王者「松葉ガニ」を心ゆくまで堪能することができます。 これらの贅沢な主役を引き立てるのが、地元農家から直接届く瑞々しい野菜や、但馬の風土で大切に栽培されたお米です。客室や落ち着いたお食事処というプライベートな空間で、地酒とともに地の恵みを一口ずつゆっくりと味わう時間。温泉でほぐれた身体にじんわりと染み渡るその滋味は、旅の記憶をより豊かに彩ってくれます。
【住】「間」を大切にした和の空間で自分に還る
お腹が満たされた後は、しののめ荘が何よりも大切にしている「静けさ」と「温もり」に満ちた住まいの空間へ。 客室は、扉を開けた瞬間にふわりと漂うい草の香りが心地よい純和室(全18室、最大20畳の広々としたお部屋も完備)を中心に、和洋室やバリアフリー対応の客室が用意されています。さらに、2022年秋にリニューアルされた「陶器風呂付き客室」では、誰にも邪魔されない上質でプライベートな湯宿時間を楽しむことができます。

湯上がりに廊下を歩けば、足元にガラス床が設えられた場所があります。ガラス床越しに、中庭の池を優雅に泳ぐ錦鯉の姿をぼんやりと眺めていると、湯上がりの余韻がさらに深まり、心地よい「余白」を旅にもたらしてくれます。豪華な体験を追い求めるよりも、木の温もりに満ちた和のしつらえや、過度の装飾を排した美しい「間(ま)」の中で深呼吸をする。畳の上に大の字になって横たわり、静寂の中にただ身をゆだねる時間は、日常の忙しさで張り詰めていた身体を優しく解放し、健やかな眠りへと誘ってくれます。
外湯の躍動と、宿の静寂をつなぐ「天然温泉」
しののめ荘での滞在をより豊かなものにするのが、街の「動」と宿の「静」の美しい調和です。 温泉街の中心にありながら、大谿川の柳並木があるメイン通りから一本入った静かな場所にあるため、浴衣をまとって「地蔵湯」や「柳湯」といった主要な外湯へ気軽に出かけられる利便性がありながら、戻ればすぐに宿の静けさに浸ることができます。

外湯めぐりで心地よい賑わいを楽しんだ後は、宿に備わる天然温泉の「岩風呂」や、15:00から23:00まで利用可能な別館の「貸切風呂」へ。城崎の温かい湯は塩化物泉で、美肌効果や保湿性が高く、疲労回復や神経痛にも良いとされています。外湯の活気とは対照的な、宿の内湯ならではの静寂に包まれながら、ただお湯に身体を委ねて目を閉じる。湯上がりに肌をなでる涼しい風は、宿と湯、そして町がひとつの物語として美しくつながっていることを実感させてくれます。
おわりに ― 五感を満たし、何度でも帰りたくなる場所へ
但馬の豊かな食をじっくりと味わい、心地よい畳の上で静かに寛ぐ。 しののめ荘を拠点に過ごす時間は、単に観光地を忙しく消費するだけの旅ではなく、五感を通して城崎の「時間そのもの」を味わい、心と身体を丁寧につむぎ直すための滞在です。
「ふと立ち寄り、何度でも帰りたくなる宿」。 日常の忙しさから一度距離を置き、あなたにとっての「もう一つの居場所」である城崎温泉・しののめ荘で、心ほどける特別な休日を過ごしてみませんか。